演算ブロックについて

演算ブロックは全部で18個あり、色は緑色で統一されています。

この演算ブロックを使用することで、プログラムで数式や文字列を扱うことができるようになります。

演算ブロックは、値ブロック(楕円)と真偽ブロック(六角形)の2種類があります。
基本的に演算ブロックは、他のブロックカテゴリ(動きブロック,制御ブロックなど)にはめて使用します。
また、演算ブロックは数字を直接入力するだけでなく、他の値ブロックや真偽ブロックをはめて使用することも多いです。

今回は、その演算ブロックについての解説とそれぞれの動作例を交えて詳しく解説していきます。

演算ブロック解説

( )+( )

加算

解説

指定した2つの数値の足し算を行い、その結果を返します。

足し算の結果を返す

( )-( )

減算

解説

指定した2つの数値の引き算を行い、その結果を返します。

引き算の結果を返す

( )*( )

乗算

解説

指定した2つの数値の掛け算を行い、その結果を返します。

掛け算の結果を返す

( )/( )

除算

解説

指定した2つの数値の割り算を行い、その結果を返します。

割り算の結果を返す

( )から( )までの乱数

1から10までの乱数

解説

指定した範囲の数値の中からランダムに数値を決定し、その結果を返します。

1から10までの乱数

乱数を使用すると、Scratchで計算問題ゲームを作ることができるようになります。

変数を「乱数1」「乱数2」という名前で用意し、足し算の答えを回答する問題の例です。

計算問題正解の場合

ステージエリア下部に表示された回答欄に正しい回答を入力すると、スプライトが「正解」と言います。

計算問題不正解の場合

ステージエリア下部に表示された回答欄に誤った回答を入力すると、スプライトが「不正解」と言い、その後正しい回答を教えてくれるプログラムとなります。

( )>( )

大なり50

解説

指定した左の値が右の値より大きいときにtrue(真)、小さいときにfalse(偽)を返します。

大なり

( )<( )

小なり50

解説

指定した左の値が右の値より小さいときにtrue(真)、大きいときにfalse(偽)を返します。

小なり

( )=( )

イコール50

解説

指定した2つの数値の値が一致するときにtrue(真)、一致しないときにfalse(偽)を返します。

イコール100のとき

< >かつ< >

且つ

解説

指定した2つの条件や状態が両方ともtrue(真)のとき、true(真)を返します。
どちらか片方でもfalse(偽)となるときは、false(偽)を返します。

X=0かつY=0

< >または< >

または

解説

指定した2つの条件や状態がどちらか片方でもtrue(真)のとき、true(真)を返します。
両方ともfalse(偽)となるときは、false(偽)を返します。

X=0またはY=0

< >ではない

ではない

解説

指定した条件や状態がtrue(真)のとき、false(偽)を返します。
指定した条件や状態がfalse(偽)のとき、true(真)を返します。

少しややこしくなりますが、中にはめ込んだ真偽ブロックで返された結果の逆を返すブロックです。

X=0ではない

( )と( )

りんごとバナナ

解説

指定した数値や文字列を結合して1つの数値や文字列として、結果を返します。

例えば、数字をそれぞれ「(2)と(4)」のように入れると、「24」という値が返ってきます。

値の結合

( )の( )番目の文字

りんごの1番目の文字

解説

左の括弧に入れた文字列の指定した位置にある文字を結果として返します。

例えば「(りんご)の(2)番目の文字」の場合、「ん」という値が返ってきます。

りんごの2番目の文字

( )の長さ

りんごの長さ

解説

指定した文字列の長さを数値で結果として返します。

例えば、「(りんご)の長さ」の場合、「3」という値が返ってきます。

りんごの文字列の長さ

( )に( )が含まれる

りんごにりが含まれる

解説

左の括弧に入れた文字列の中に右の括弧で入れた文字列が含まれるときにtrue(真)、含まれないときにfalse(偽)を返します。

指定した文字列が含まれているか
指定した文字列が含まれているか

( )を( )で割った余り

〇を〇で割った余り

解説

左の括弧に入れた数値を右の括弧に入れた数値で割ったときの余りの結果を返します。

割った余り

( )を四捨五入

四捨五入

解説

括弧で指定した数値の小数点第一位を四捨五入してその結果を返します。

四捨五入
四捨五入

( )の[ ]

絶対値

解説

括弧で指定した数値を数学関数で演算を行った結果を返します。
選択できる数学関数は以下の通りです。

  • 絶対値
  • 切り下げ
  • 切り上げ
  • 平方根
  • sin
  • cos
  • tan
  • asin
  • acos
  • atan
  • ln
  • log
  • e^
  • 10^

その他のカテゴリブロックの解説

動きブロック

見た目ブロック

音ブロック

イベントブロック

制御ブロック

調べるブロック

変数/ブロック定義ブロック

リストブロック

投稿者 鈴木佑基

愛知県豊川市出身
中部大学大学情報工学科卒
ネットイーグル株式会社にて7年間セールスエンジニア業務に従事
現職の株式会社レクトを設立し、講師&営業&総務業務を担当
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